CODE Marketing cloud では複数のクリエイティブが重なって表示されないよう、複数のクリエイティブが表示される場合には表示優先順位に従って1つのクリエイティブのみが表示されるようになっています。
優先度はキャンペーンの基本情報から設定し、数値が大きいほうが優先されます。
この表示優先順位の制御は画面上の位置が同じクリエイティブの組み合わせに対して行われます。
1画面中でも画面上の位置が異なる場合、両方のクリエイティブが表示されます。
画面中央を表示位置に指定されたキャンペーン1~4がある場合を例に説明します。
キャンペーン内でABテストを実施している場合、最初にどちらのクリエイティブを表示候補にするかがキャンペーン内で選別されます。ここでは以下が選別されたものとします。
表示位置が「中段中央」のキャンペーンが複数存在するため、まず優先順位による表示候補が選別されます。
表示位置が同じキャンペーンが1画面に存在する場合、まず 表示優先度が高いキャンペーン が表示候補となります。
よってキャンペーン4が除外されます。またキャンペーン2は表示位置の重複がないため、トリガーの発火によりキャンペーン2のクリエイティブBが下段右に表示されます。
表示優先度が同じキャンペーンが複数存在する場合、候補として残ったキャンペーンのうちいずれか1つがランダムに候補として選ばれます。ここではキャンペーン1と3がそれにあたります。今回はキャンペーン1が当選したとします。
この画面の表示候補はキャンペーン1と、キャンペーン2のクリエイティブBとなります。
実際にクリエイティブが表示されるには、クリエイティブに設定されたトリガー条件が満たされる必要があります。
中段中央に当選したキャンペーン1はスクロール量のトリガー条件を満たすまで表示されません。また、同じ表示優先度のキャンペーン3のクリエイティブAは「即時」の条件を満たしていますが事前のランダム抽選で選ばれなかったために表示されません。
レポート上ではABテストの候補選別、優先度に基づく表示の抽選ですべて当選したクリエイティブが表示トリガーを満たした場合のみカウント対象となります。

