開始トリガー条件について

開始トリガー条件の動作内容・実装内容・ご利用上の注意点についてご説明します。

ページ表示からの経過時間

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ページロード後、一定時間滞在したとき

実装内容

setTimeout関数を使用して設定された秒数だけ待機したうえで、Web接客クリエイティブを表示します。

ご利用上の注意点

  • ページ読み込み後に処理が登録されますので、ページ読み込み(画像など含む)完了前に離脱した場合などは表示されません。
  • ページ遷移やリロードで時間のカウントがリセットされます。
  • 別のタブやウィンドウを閲覧時にも秒数がカウントされます。
  • 「Google Tag Manager」などのタグマネージャを使用してjsライブラリの読み込みを行っている場合で、タグマネージャ側読み込みタイミングによっては本トリガー条件によるWeb接客クリエイティブが表示されないことがあります。

スクロール

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ページを一定量スクロールしたとき

ページ全体の縦幅をページ読み込み時に取得。その縦幅に対し、設定された割合の位置までスクロール位置(ウィンドウの一番上の縦位置)が達した際にWeb接客クリエイティブを表示します。

ご利用上の注意点

  • ページ読み込み後に処理が登録されますので、ページ読み込み(画像など含む)完了前に離脱した場合などは表示されません。
  • ページ読み込み後にページの縦幅が変わった場合に、期待とは異なるスクロール位置でWeb接客クリエイティブが表示されることがあります。

マウスカーソル離脱

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ブラウザ内のページ外(URLバーなどのメニューの位置)にマウスカーソルが離れた時

実装内容

  • マウスカーソルの位置を監視し、ブラウザのページよりも上部のブラウザメニューなどの領域にマウスカーソルが移動した際にWeb接客クリエイティブを表示します。

ご利用上の注意点

  • ページ読み込み後に処理が登録されますので、ページ読み込み(画像など含む)前の離脱時は表示されないことがあります。
  • マウスカーソルがブラウザ外に直接移動した場合、あるいはブラウザ外からURLバーなどのメニューの位置にマウスを移動した場合はWeb接客クリエイティブは表示されません。

即時

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ページ読み込み直後

ご利用上の注意点

  • ページ読み込み後に処理が登録されますので、ページ読み込み(画像など含む)完了前に離脱した場合などは表示されません
  • 「Google Tag Manager」などのタグマネージャを使用してjsライブラリの読み込みを行っている場合で、タグマネージャ側読み込みタイミングによっては本トリガー条件によるWeb接客クリエイティブが表示されないことがあります。

「戻る」操作

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ブラウザの「戻る」操作時:マウス操作、キーボード(「Alt+→」、「Alt+←」など)とも含む

実装内容

実装内容は下記の通りです。

Web接客クリエイティブ表示まで

  • Historyオブジェクトを利用して履歴を操作
    • History.stateにキャンペーンごとにユニークな独自名称の履歴を登録(pushState)
  • 「前に戻る」イベントの発生検知(popState)時、下記をチェックしたうえで該当する場合にWeb接客クリエイティブを表示
    • 「同一ドメインでの移動では表示しない」を選択時はこのタイミングでdocument.refererのドメインが現サイトのドメインと異なるかを確認
    • History.stateを確認、CODE Marketing cloud側で割り振った独自の名称の履歴であるかを確認
    • セッション別/UU別の表示制限に達していないかを確認
  • すべてのWeb接客クリエイティブを表示しない場合はJavaScript側でhistory.back操作を実行
  • これらの処理をpageshowイベントハンドラに登録
  • Android Chromeの場合はpushState時にpopStateが動作するため初期化のタイミングをsetTimeoutでずらす処理を別途追加

Web接客クリエイティブ表示後

  • オファー表示後のブラウザ戻る/進むの場合はオファーを閉じる。またその場合は閉じられたことを意味するログは送信しない(無視されたものとする)

ご利用上の注意点

  • シングルページアプリケーション構成や「pjax」などpushstateを利用したサイトでは動作が競合するためご利用頂けません。
  • 「進む」操作時にも表示されることがあります。
  • ブラウザで履歴一覧を閲覧した場合、履歴一覧に同じページが二重に表示されるようになります。
  • 「閉じるボタン・離脱時」トリガーとは異なり、ウィンドウポップアップは表示されません。
  • サイト側でonbeforeunloadイベントハンドラやHistoryオブジェクトを利用したJavaScript処理を実装している場合、動作が競合する可能性があります。
  • 「Google Tag Manager」などのタグマネージャを使用してjsライブラリの読み込みを行っている場合で、タグマネージャ側読み込みタイミングによっては本トリガー条件によるWeb接客クリエイティブが表示されないことがあります。

閉じるボタン・離脱時

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ブラウザもしくはタブを閉じる動作:マウス操作、キーボード(Alt+F4, Ctrl+Wなど)とも含む
  • ページ更新時:マウス操作、キーボード(F5、Ctrl+Rなど)とも含む
  • アンカーリンク(aタグ)のクリック、フォームの送信(submit)以外の処理による画面遷移時/ページ更新時(除外設定で除外可能)

実装内容詳細

  • 実装内容は下記の通りです。
    • WindowEventHandlers.onbeforeunloadイベントハンドラープロパティに対して関数を設定
    • aタグのclickイベント発火時・formのsubmitイベント発火時には500ミリ秒間onbeforeunloadによるウィンドウポップアップの表示処理を一時停止
  • 一度オファーが表示されたあとに再度操作を実施するとブラウザが閉じる

ご利用上の注意点

  • サイト側の独自のJavaScript処理による画面遷移などがあった際はWeb接客クリエイティブが表示される可能性があります。
    • aタグのclickイベント・formのsubmitイベントを伴わないページの離脱
  • サイト側でonbeforeunloadイベントハンドラを利用したJavaScript処理を実装している場合、動作が競合する可能性があります。
  • ページ読み込み後にイベントハンドラに関数が設定されてから本トリガー条件が有効になりますので、ページ読み込み(画像など含む)が全て完了する前に離脱した場合は表示されないことがあります。
  • ブラウザの「戻る」「進む」操作時に本トリガー条件は基本的に発火いたしません。ただし履歴を2つ以上「戻る」「進む」場合には本トリガー条件によるWeb接客クリエイティブが表示されることがあります。
  • 多機能マウスやキーボードの特殊キーを利用した「戻る」ボタンによってユーザーがページから離脱する場合、表示トリガーが発火しない、または戻る動作が実行されない場合があります。
  • Firefox/Google Chromeではページ読み込み直後に、あるいは読み込み後に一度もページにフォーカスせずに離脱した場合、クリエイティブが表示されない、もしくはクリエイティブが一瞬表示されてそのまま離脱することがあります。
  • ブラウザ側のウィンドウポップアップが表示された後、「このページから移動する」等をクリックしてリロードや画面を閉じる動作がなされた際、その動作が完了する直前にクリエイティブが一瞬表示されることがあります。この場合の表示はレポートのオファー発動数にはカウントされません。

指定要素までスクロール

動作内容

下記の操作実施時に表示されます。

  • ページを特定の要素までスクロールしたとき

実装内容詳細

そのHTML要素の縦位置をページ読み込み時に取得。その縦位置までスクロール位置(ウィンドウの一番上の縦位置)が達した際にWeb接客クリエイティブを表示します。

ご利用上の注意点

  • ページ読み込み後に処理が登録されますので、ページ読み込み(画像など含む)完了前に離脱した場合などは表示されません。
  • ページ読み込み後にページの縦幅が変わった場合やそのHTML要素の縦位置が変更になった場合などに、期待とは異なるスクロール位置でWeb接客クリエイティブが表示されることがあります。