DataSync

DataSyncは、自社で保有している会員属性や商品コンバージョン属性をCODE Marketing cloudにインポートすること(DataSync Import)と、 CODE Marketing cloud内で集計したユーザー1人1人の接客履歴をエクスポートすること(DataSync Export)をスケジューリングできるデータソリューションです。

DataSyncインポートシナリオ例 (CODE Marketing cloud内)

会員属性を利用した例

  • Goldランクの会員限定にクーポン訴求をする
  • 初回に購入した会員に定期便訴求をする
  • 30代男性に限定コンテンツへと誘導する

商品コンバージョン属性を利用した例

  • (レコメンド) ランドセルを閲覧した人に入学準備セットのレコメンドをする
  • (クロスセル) エクササイズグッツを購入した人に体重計の販促をする

DataSyncエクスポートシナリオ例 (CODE Marketing cloud外)

接客イベントを利用した例

  • (リターゲティング) クリエイティブを表示したが閉じたユーザーをターゲティング広告から除外する

接客イベントとコンバージョンイベントを利用した例

  • (リターゲティング) クリエイティブをクリックしたが、コンバージョンに至っていないユーザーに対して追客メールを送信する

連携可能な外部サービス

  • Google Cloud Storage
  • Amazon S3
  • Salesforce Marketing Cloud
  • SFTP接続可能なサーバー

上記に連携したい外部サービスが存在しない場合は、弊社カスタマーサクセスまでご相談ください。

連携可能なデータ・フォーマット

データ・フォーマット 仕様
CSV ヘッダーは必須です
RFC4180の規格でかつ、
文字コードがUTF-8(BOM無し)のCSVは取り込むことができます
カスタム属性を利用する場合は、ヘッダーは「custom_」のprefixをつけてください
TSV ヘッダーは必須です
RFC4180の規格でかつ、
文字コードがUTF-8(BOM無し)のCSVは取り込むことができます
カスタム属性を利用する場合は、ヘッダーは「custom_」のprefixをつけてください

DataSyncインポート可能なデータ種別

上記のデータ種別は計測タグでも計測は可能ですが、
それぞれでメリット・デメリットがございます。
実現したいことに合わせてどちらで計測するかを選択してください。

計測手段 メリット デメリット
計測タグ タグを埋め込むだけで利用が開始できる 計測し始めてからのデータしか適用できない
個人情報をタグに埋め込み、公開APIに送信すること(SSL前提を強く推奨します)
DataSync 個人情報をタグに埋め込む必要がない
過去のデータも取り込める
サイト外のデータも扱える
リアルタイムでないこと(例えば、デイリー同期の場合は、1日分のデータの乖離が発生します)

また、同じデータ種別に関して、計測タグとDataSyncの両方を利用する場合、
データ重複が発生する可能性があるため非推奨です。

CSVサンプル(商品コンバージョン属性)

memberId,conversionType,eventDateTime,itemCount,itemId,sku,itemUrl,itemPrice,itemImageUrl,custom_couponCode
1dGrt400dt43,Purchase,2013-05-30T10:10:54.234Z,1000,G4tfa,L,https://examle.com,1004,https://examle.com,ABC-DEF
h5yhadgr4,Reservation,1999-10-21T01:40:54Z,9,Jrdeg,M,https://examle.com,1,,GHI-JKL

DataSync Importで商品コンバージョン属性memberId(会員ID)を付与する必要がございます。
これはDataSync Importで会員属性でも同様です。
また、DataSync Importでインポートしたデータをターゲティングで利用するためには、名寄せを実装することが必須になります。

DataSyncエクスポート可能なデータ種別

その他のデータ・フォーマットをご希望される場合は、弊社カスタマーサクセスにご要望ください。

実行スケジュール

繰り返し実行と日時指定実行の両方が可能です。
繰り返し実行は1日1回が上限となります。
上限緩和を希望される場合は、弊社カスタマーサクセスにご要望ください。

導入にあたっての注意事項

接続先・データ・フォーマット・実行スケジュール・カスタム属性を設定する管理画面は現在用意しておりません。
ご利用いただく際にはオンボーディング時にヒアリングをして弊社カスタマーサクセスが設定を行います。